寺岡 清高

©飯島 隆
©飯島 隆

早稲田大学第一文学部卒業。桐朋学園大学を経て、ウィーン国立音楽大学、イタリア・シエナのキジアーナ音楽院で学ぶ。1997年同音楽院より「フランコ・フェラーラ大賞」を授与され、1年間ジャンルイジ・ジェルメッティのアシスタントとしてロンドン・コヴェントガーデン、ミュンヘン・フィル等に同行し研鑽を積む。これまでに指揮を高階正光、カール・エステルライヒャ、ウロシュ・ラーヨヴィッチ、湯浅勇治、カルロ・マリア・ジュリーニ、ヨルマ・パヌラ、ネーメ・ヤルヴィの各氏に師事。2000年ミトロプーロス国際指揮者コンクール優勝。以降、ヴェニスのフェニーチェ歌劇場管弦楽団、サンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団、オランダ放送管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団、イギリス室内管弦楽団を始め、イタリアを中心にヨーロッパ各国のオーケストラへ客演。日本では2001年に大阪交響楽団を指揮してデビュー。これまでに札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、九州交響楽団等を指揮している。2004年1月大阪交響楽団正指揮者に就任。2011年4月以降は常任指揮として、2019年3月まで足かけ 15年間、ベートーヴェン以降シューベルト、ブラームス、マーラーからツェムリンスキー、シェーンベルク、フランツ・シュミット、コルンゴルトに至るウィーンゆかりのロマン派音楽を積極的にとりあげ続けた。とりわけ 2013年6月の第176回定期演奏会における「オール ハンス・ロット プログラム」は大きな反響を呼び、同年の大阪文化祭賞を受賞した。三重県亀山市文化大使、同県伊賀市文化都市協会音楽アドヴァイザー。ウィーン在住。