早稲田大学交響楽団は、「ワセオケ」の愛称で親しまれる早稲田大学の公認オーケストラです。1913年に創立された当楽団は、公認オーケストラとしては唯一、同大学の学部学生のみで構成されており、総団員数は約300名に上ります。年4~5回の主催公演、入学式や卒業式をはじめとする早稲田大学公式行事・文化事業における演奏を主な活動としており、このほか年間20~30件の依頼演奏も行っています。2023年度には、創立110周年を記念し、ザ・シンフォニーホールにて大阪特別公演を行いました。
当楽団の活動範囲は国内にとどまらず、1978年の第5回国際青少年オーケストラ大会(通称カラヤン・コンクール)での優勝以来、約3年に1度海外公演を行なっています。2024年には、約6年ぶりとなる海外公演である「ヨーロッパツアー2024」において、ベルリンフィルハーモニーやウィーン楽友協会を含む9都市の公演地で演奏を行い、好評を博しました。
共演者も多岐に渡ります。指揮者では故ジュゼッペ・シノーポリ、故小澤征爾、故ズデニェク・コシュラー、レナード・スラトキン、故岩城宏之、大友直人、高関健、山下一史、児玉宏、曽我大介、寺岡清高、キンボー・イシイ各氏、また指導者・共演者としてはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やNHK 交響楽団の団員を中心に、世界一流のオーケストラから多くの方々をお迎えしています。
これらの活動の成果に対し、早稲田大学から小野梓記念芸術賞を3 度受賞しています。
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