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R.シュトラウス:13管楽器のためのセレナード 変ホ長調 作品7
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R.シュトラウス:13管楽器のためのセレナード 変ホ長調 作品7

 後期ロマン派を代表するドイツの作曲家、リヒャルト・シュトラウスが残した作品の中で、唯一の器楽用のセレナードとされる。では、この曲が初演された1882年11月、シュトラウスは何歳だったであろう。答えは18歳。つまり、大学1年生の年齢だ。その100年前にモーツァルトが書いた13管楽器のためのセレナード「グラン・パルティータ」を意識して作られたとも言われ、この第5楽章「ロマンツェ」と同じ変ホ長調となっている。ただ、古典派時代に流行した多楽章形式のものではなく、Andanteの単一楽章の形式で書かれた。旋律線には、メンデルスゾーンやブラームスの影響も強く感じるが、後のシュトラウス作品の響きをうかがわせるように、古典派・ロマン派の色合いを出しつつ、シュトラウス独自の筆到が光る作品である。

ドレスデン宮廷管弦楽団による初演の評判は極めてよく、翌83年に同メンバーで再演。曲は1875年から約5年間シュトラウスに音楽理論を教授した王立バイエルン宮廷楽団楽長のF.W.マイヤー氏に献呈された。シュトラウスに目をかけていた指揮者、ハンス・フォン・ビューローがドイツの各地で紹介したことにより、作曲家シュトラウスの名を知らしめることになった出世作でもある。ちなみに、この曲の後の1885年、ビューローの勧めにより、シュトラウスは「13管楽器のための組曲」も作曲しており、カップリング曲とも言われる。機会があれば、ぜひそちらも聴いてみてほしい。

Andante、変ホ長調、4分の2拍子でソナタ形式。クラリネットやファゴットによる対位旋律と共にオーボエが第1主題を提示する。続く第2主題はクラリネットとホルンにより提示される。その後、フルートによる2つ目の第2主題により呈示部が結ばれる。展開部は、オーボエが第2主題を奏でて始まり、変ホ長調の和音が延ばされた後、第1主題がホルンにより演奏され、再現部に到達する。楽器の数を減らしていきながら曲を終える。

 (Ob.2 大塚岳)

≪参考文献≫

音楽之友社 作曲家別名曲解説ライブラリ9 『R.シュトラウス』他

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